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鎮魂の旧大日本帝國陸海軍・番外編X




河口湖自動車博物館の旧軍機


河口湖自動車博物館
の飛行機館に展示され
る貴重な旧軍機達…!








年に8月の1ヶ月間のみ一般公開される河口湖自動車博物館
の飛行機館は…毎年、訪れたくなる場所の一つです。なにせ
垂涎の的の零戦があるだけでなく…今年は一式陸上攻撃機
の後部レストア部分+機首及び機体中央部復元部分のハイブ
リット機(使い方は正しくないと思いますが)が未完成ながら見
る事が出来ます。また零戦以外にも旧軍機としては赤とんぼ(
九三式中練)もあり…これだけでもかなり見応えがあります。
その他、旧軍機のエンジンなど多数、展示されています。戦後
の自衛隊機も展示されているので旧軍機ファンに限らず航空
機マニアには別天地のようなところかも知れません。旧軍の遺
構でも何でもありませんが…これだけ希少な旧軍機が見られ
る博物館は数が少ないので天の川の物語のような年に一ヶ月
間だけの公開でなく一年中の一般公開が待たれます。尚、大
本の自動車博物館の方も…往年のスーパーカーや時代を彩っ
た名車が、これでもかと陳列され壮観です。真夏の暑さの厳し
い時期にエアコンが無いという条件はかなり厳しいものですが
、これでさっさと見て帰る回転率を誇っているのならば凄いか
もしれません。見どころ満載の河口湖自動車博物館です。














零式艦上戦闘機二一型(A6M2b)




まあとにかく…美しくレストアされた旧軍機の世界を堪能下さい。
この二一型は、中島飛行機製の 91518号機です。90%以上
オリジナル部材を使用して復元されております。栄12型エンジ
ンを装備した世界で唯一のゼロ戦二一型と説明があります。




































































帝國海軍の栄枯盛衰を語る上でこの零戦の存在は必ず
語られる名機です。昭和期の帝國海軍の最盛期とその
最期を見て時代を駆け抜けた機体と謂えます。戦艦”大
和”や”武蔵”と同様に大和民族の生んだその時代を代
表するような最高傑作だったからこそ世代を超えて今も
語り継がれ日本人の心に名機・ゼロ戦と戦艦”大和”の
その伝説は…残り続けるのかと想います。















〜基本スペック〜

制 式 名 称

零 式 艦 上 戦 闘 機 二 一 型

機 体 略 号

  A6M2b

全 幅

  12.0m

全 長

  9.05m

全 高

  3.53m

翼 面 積

  22.44m2

自 重

  1,754kg

正規全備重量

  2,421kg

翼 面 荷 重

  107.89 kg/m2

発 動 機

  栄一二型(離昇940hp

最 高 速 度

  533.4km/h(高度4,550m

上 昇 力

  6,000mまで727

降下制限速度

  629.7km/h

航 続 距 離

 巡航3,350km(増槽あり)
 
巡航2,222km(正規)
 全速30+2,530km(増槽あり)
 全速30+1,433km(正規)

武 装

 翼内20mm機銃2挺(携行弾数各60発)
*但し後期生産型は携行弾数各100発に増加
 機首7.7mm機銃2挺(携行弾数各700発)

爆 装

  30kg又は60kg爆弾2

試作機完成

  昭和15年7


              出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』







零式艦上戦闘機五二型(A6M5)




この五二型は、中島飛行機製 1493号機で昭和19年5月頃
の製作で栄31型エンジン、四式射爆照準機などを装備した
後期の機体と説明されています。

















































零戦52型丙



〜基本スペック〜

制 式 名 称

零 式 艦 上 戦 闘 機 五 二 型

機 体 略 号

  A6M5

全 幅

  11.0m

全 長

  9.121m

全 高

  3.57m

翼 面 積

  21.30m2

自 重

  1,876kg

正規全備重量

  2,733kg

翼 面 荷 重

  128.31 kg/m2

発 動 機

  栄二一型(離昇1,130hp

最 高 速 度

  564.9km/h(高度6,000m

上  昇  力

  6,000mまで71

降下制限速度

  666.7km/h

航 続 距 離

 全力30+2,560km(増槽あり)
 1,920km(正規)

武 装

翼内20mm機銃2挺(携行弾数各100発)
機首7.7mm機銃2挺(携行弾数各700発)

爆 装

 30kg又は60kg爆弾2発

試 作 機 完 成

 昭和18年4月

      出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



平成25年夏の画像です。今や新たな零戦のレストアが開始されています。
この画像はお馴染みのbrassww2006様の提供です。







九三式中間練習機(K5Y1):赤とんぼ




海軍では九三式中練…別名は赤とんぼの愛称で呼ばれました。
陸軍でも採用され陸軍では九五式一型練習機(キ9)として広く
パイロット養成に活用されました。陸軍でも愛称は赤とんぼでした。







































下は陸軍機(キ-9)



基本スペック

制 式 名 称

  九 三 式 中 間 練 習 機

機 体 略 号

 K5Y1

全 幅

 11.00 m

全 長

 8.05 m

全 高

  3.20 m

翼面積

 27.7 m2

自 重

 ー kg

正規全備重量

 1,500 kg

翼 面 荷 重

 107.89 kg/m2

発 動 機

日立「天風」空冷9気筒星型340Hp

最 高 速 度

  210 km/h

上 昇 力

 3,000 m まで 13.5分

最高上昇高度

 5,700 m

航 続 距 離

 1020 km

武 装

 機首7.7mm機銃2

爆 装

 30kg爆弾2

乗 員

  2名


 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』







一式陸上攻撃機二二型(G4M2)






見学の人間と比較すると機体の大きさが判ります。双発機
でそれなりに大きな機体ですが…あの四発機の二式大艇
のような威圧する程の大きさはありません。
塗装部分の胴体後部は実機をレストアした部分です。その先の
胴体中央から機首の塗装されていない部分は新たに作り直し復
元した部分となります。それにしても見事なものです。これが熱帯
の島で野晒のまま朽ち果てていた実機かと考えると…まるで今、
三菱の工場から新品で届いたかのような美しさには…その復元す
る技術にも驚嘆します。
見上げる程の垂直尾翼に立てかけられた水平尾翼です。
どちらも流石にでかいですね。


























基本スペック

制 式 名 称

  一 式 陸 上 攻 撃 二二型

機 体 略 号

  G4M2

全 幅

  24.88m

全 長

  19.63m

全 高(水 平)

  6.000m

自 重

  8,050kg

過 荷 重 量

  15,451kg

発 動 機

 火星二一型(離昇1,850馬力)

最 高 速 度

  437km/h(高度4,600m

実用上昇限度

  8,950m

航 続 距 離

2,500km(爆撃)/6,060km(偵察)

爆 装

 60kg爆弾12発、250kg爆弾4発、
 500kg又は800kg爆弾1発

雷 装

  800kg魚雷1発

武 装

 7.7mm旋回機銃3挺(前方・側方)
 20mm
旋回機銃2挺(上方・尾部)

乗 員

   7


    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



あれから数年…平成25年夏の画像です。かなりレストアが進行しています。
こちらもお馴染みのbrassww2006様の画像提供での経過の紹介です。







平成27年度(2015)夏…最新版の一式陸攻の復元状況です。
ほぼ完成している感じです。今回もお馴染みのbrassww2006様
の画像提供での経過の紹介です。

















その他の旧軍関連展示物

























































































陸軍 一式戦闘機 隼 (ki 43)




昨年から展示されている英国から原田館長が購入した
一式戦”隼”(キ43)世界で残存4機のうちの1機です。
平成27年8月(2015)にbrassww2006様の撮影で画像
提供され掲載します。
日本唯一の現存機の一式戦”隼”(キ43)は、 ハ25発動機と
操縦席に尾部がレストアされている状況で展示されています。
海軍の零戦に対して陸軍の隼は日米戦の緒戦で華々しい活
躍をし名機として知られた戦闘機です。敗戦までに約5,800機
が生産されましたが…大戦中期には時代遅れとなり零戦同様
にバージョンアップで対応したが…主力戦闘機の座を四式戦
”疾風”(キ84)に譲りました。





また今年もbrassww2006様が再訪され隼の画像を提供くださいました。
               (平成27年8月(2016))















野外の展示風景















おまけ(自動車博物館の車館)




サイトの主旨と違いますが…ここの博物館の本来の姿は
自動車博物館です。いつの間にか飛行機館の方が人気
者になっているのは拝観者の数を見れば歴然です。
往年の名車やスーパーカーなど…名だたる名車が所
狭しと整然と居並ぶ姿は圧巻です。ツイツイ頭の中で
金額をはじいている自分が居ます(苦笑)。車好きで
バイク好きな方なのでこちらの車館の中身も少しだけ
紹介させていただきます。





































上の↑のバーナーをクリックすると河口湖自動車博物館の
公式HPが開きます。







メチャメチャキュートだったので買ってしまったQPシリーズです。



こちらもお土産によく買われる予科練像の模型です。